足のトラブル

タコ・ウオノメ

タコというのは、足の裏や指が靴などにあたり、その部分が角質化した状態のことです。
ヒフが厚く盛り上がり、手でさわると固く感じます。慢性化すると表面 が白くカサカサになり、ストッキングがひっかかったりもします。

魚の目は、角質化した部分の中央に芯(核)ができ、ヒフの奥深く(真皮)へと入り込んでいったものです。
神経を刺激するため、痛みを感じるようになります。
できやすい場所は、足の指の背(上側)、指と指のあいだ、足裏の第2指と第3指のつけ根あたり。
いずれも靴による圧迫や摩擦を受けやすい場所です。少数ですが、かかとにできる人もいます。

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タコと魚の目では症状が違いますが、原因のほとんどは「足に合わない靴」です。
たとえば小さめの靴をはいていると、足の指やつけ根などが靴にあたり、圧迫され続けます。靴幅がせまく、指が両側から圧迫されると、指と指の摩擦が起こります。
こうした圧迫や摩擦の結果 、ヒフは自分を守るために固くなり、タコや魚の目になります。
では大きめの靴ならいいのかというと、それも間違いです。大きめの靴は、足が靴の前側へとすべっていき、やはり指やつけ根のあたりが圧迫されて、同じことが起こるのです。

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タコや魚の目のある女性たちに、できた場所をたずねると、タコは50%の人が指、49%が足の裏、12%が指のあいだと答えています(数ヵ所にできる人もいるので、全体の数値は100%を超えます)。

魚の目は37%が指、55%が足の裏、20%が指のあいだです。足の裏というのは、たいていは第2指と第3指のつけ根のあたり。
ここに痛みをともなう魚の目ができやすいのは、ヒールが高く、靴底の薄いタイプの靴を、女性が好んではくためです。

魚の目は「鶏眼」の俗名で、慢性的に皮膚に対して圧迫刺激がかかるために生じる反応性の皮膚疾患です。

タコ・魚の目のできる要因に外反母趾では開張足があるため足底の軟部組織(皮膚、脂肪など)のパッドが薄く、骨に皮膚が刺激されて タコ・ウオノメができます。なので逆に言えば、タコ・魚の目ができやすい人は外反母趾の可能性もあるのです。
普段から自分の足にあった靴を選び、足に負担のかからない状態にしてあげるのが一番です。

あまりに痛みを伴ったりする場合は早急に病院へ行くことをおすすめします。

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